鬱に寄り添うコーチング(1)
ミルトン・エリクソン財団、アメリカ心理学会、国際催眠学会、
アメリカ臨床催眠学会の全協会から 最高勲章を受賞された
マイケル・ヤプコ博士のオンラインセミナーを受講しました。
鬱のクライアントに対するセッション経験豊富なヤプコ博士の
お話は具体的なステップを教えてくださいました。
鬱のキーワードは・・・鬱々は、うつる。
先生は、英語で話しているのでダジャレではありませんが、日本語では言い得て妙ですね。
うつるなら鬱状態の人から離れなさい、と言っているのではありません。
鬱のムードに巻き込まれず、どのように対処していけばよいのか? という学びでした。
鬱々とした気分のご本人は、 人を避けるようになり、閉じこもります。
そしてさらにその見方、認知を強化していきます。
鬱状態になるのは、事象の見方、認知のゆがみが 一つの要因といわれていますので、
そのことをご本人が認識できるように サポートすればよいというお話でした。
例えば、風邪をひいた人がいたら、 風邪のウィルスがその人の周りにあるから、 その人をただ避ければよいということではなく、 風邪が治るためには、休養をとり、温めて 栄養が足りないのならば、栄養をとる という対処法をとりますね。
それと同じように鬱的な人への対応法、 専門家に知識を得て、自分の為にも 周りの人の為にも想定内にしておくと良いですね。
風邪をひいたときのようにそれに対する正しい対処法を知っておけば 怖がることはありませんね。
長年クライアントに寄り添っていらっしゃった 鬱のエキスパートの催眠療法家の言葉は 力強く、温かい安心感がありました。