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強いねと言われるのですがほんとの事が言えないだけ[ヒプノセラピー体験談]

クライアント様は、ヒプノセラピーは初めての44歳女性です。

自分の幼少期からの劣等感や、いろいろな生きづらさを感じていらっしゃる乳がん患者の方です。


セッション時は、乳がんの通院、ホルモン剤を使用(通院中の場合は、主治医の方に許可をいただいています)


(ご本人に掲載許可をいただいています)


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●なぜ、セッションを受けようと思いましたか?


自分に自信がないせいで、友人達と本当の意味で、信頼関係が築けなくて、いつもどこかで安心できないそんな自分が嫌で、そんなとき、ヒプノセラピーを知りました。


ひょっとしたら、病気になった理由、意味さえわかるかもしれないと・・・興味があったので、本も読みました。

そして、受けてみたいと思っていたところ、こちらのホームページを拝見しました。



苦手なのは、人を平気で傷つけるひと、そのことを思うと、息苦しくなる。


私は、2年前に癌になりました。


でも、幸い元気に、毎日過ごしております。


そして、皮肉なことに、この病気になり、初めて自分の気持ちに正直に生きないともう時間がない気がして、やりたいと思うことをしようと思っています。



わたしは、いつも自分の存在がなかったような家族の中で育ちました。三人姉妹の真ん中です。


あまり、思い出さないように無意識に過ごしていますので、そればかり普段考えているわけではないのですが、ずっと家族に愛されていなかったなぁ・・・と思います。


だからか、自分に自信がありません。



友人もいますが、こんな自分と仲良くしてくれてありがとうと、たぶん必要以上に気を使うからか、便利な人扱いの状態になってしまう気がいつもします。



先日も、「何を言っても怒らないから、平気だよ!」と、友達同士が私の事を私の前で聞こえるように言われてしまって、それでも何も言えない自分がいました。



傷つくのが怖いから、人には気を使い、傷つけることは絶対言わないようにしているのが、逆に何を言われても平気みたいに見えるようです。



そして、そんな自分が嫌いです。



病気になっても、弱音を吐いたら、もっと人が自分を相手にしてくれないような気がして、今まで以上に明るくしています。


強いねと言われるのですが、ほんとの事が言えないだけです。



もっと嫌われるような気がして、病気よりも一人になるのが怖いんです。

だから、同病の方が、病気で素直に落ち込んでいると、変ですが、幸せな方なんだと、思ってしまいます。



幸い、今、私は、結婚して主人と息子が一人います。



この3人の家族は、私の持ちたかった温かい家庭が築けていると思っていまして、この家族には、感謝していますし、心配させたくありません。



両親は、数年前に二人とも癌で他界しましたが、母親がまだ元気だった時に、先に私が癌の疑いがあり、手術をしました。

その時電話で報告したら、母に「仕事が有るからお見舞いはいけない・・・ずっと行けないから」と、言われました。


その後、両親の面倒、御葬式、そういう環境で、私は自分の中では限界まで気を使いぼろぼろになり、それでも、姉妹から、文句しか言われませんでした。




その2年後に、今度は私が癌になりました。でも、姉妹からは、大丈夫?の電話も、御見舞もありませんでした。

そういう家族で、幼少時もそういう環境で育ってきました。



なので、いつも私が家族に気を使って、今も自分の心配の電話も貰った事がないのに、「大丈夫?無理してない?」と時々自分から電話するだけで、「あなたは大丈夫?」と、言われたことがありません。


癌がわかった時に、姉から電話で「父子家庭が一番みじめだよね」と、言われた事は、あります。


こんな私だから、きっと対人関係もどこかで自分を卑下して、自分から変な状態を作ってしまうのかな・・・・と最近わかってきました。



ただ、仲良くしたくて、傷つけたくないだけなんですが、きっと便利なだけの関係なんですね。


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●受けてみていかがでしたか?


ヒプノセラピーというものが、どういうものか体験して少しわかった気がします。



潜在意識というものは、普段全く意識したこともなく、真理子さんにはすぐイメージができたと言って頂きましたが、わかったようなわからないようなというのが正直な気持ちです。



1回目で、まだまだわかりませんが、自転車に乗るように少しずつ慣れていけて潜在意識に入る事が出来るようになれたら、いろいろな事がわかって、考え方、癖を自分で理解して楽な考え方に変えていけたらと、思っています。



お話をさせていただいたように、わたしの家族は、癖の強い人達でした。



実は、私は、中学は学年ごとに3回変わりました。いろいろな事情(親の)がありましたが、中学3年の始業式に転校が決まったのは、一番切なかったです。姉妹は、タイミングのせいか、私の半分も転校していないと思います。


小学校も4回ほど変わったので、居場所を見つけるのに、必死でした。


友人の付き合い方がわからなくなり、何となく転校生にありがちな気を使うような状況になってしまった気がします。


暗く悩むより、明るい方がいいといつも明るく頑張っていました。


高校だけ、初めて転校せず、そのまま3年通う事が出来て、嬉しかったです。


そんな環境で、姉妹が、短大、専門学校に行く中、自分一人高卒で就職を選び9年間務め、寿退社をしました。


絶対に途中で辞めたり、職場を変えるのが、転校ばかりしたせいか嫌でした。


すぐ、仕事を辞めたり、親のお金を平気で使う特に妹と対比するように私は、実家にお金を入れて、結婚するまで迷惑をかけた記憶はないと思っています。


大きくなって、親に同じように育てたのに、私だけがちゃんと育ってと言われ、嬉しい半面、同じじゃないと冗談で怒ったりしたこともあります。


今考えると、ずっとぴんと張った糸のように、気を張っていました。

そんな事を思い出しながら、電車に乗って帰ってきました。



●セラピストのふじわら真理子はどんな感じでしたか?


真理子さんも、お辛い時期を過ごされたんですね・・・


ご自分の気持ちにちゃんと向かい合って、いろいろな御苦労も経験されて、今がある真理子さんそういう苦しい方の気持ちを経験されたんですね。


どういう風に乗り越えていかれたのか、よかったら今度教えてください。


私も、少しずつ前に気持ちを向けるために、こうしてヒプノセラピーに出会ったと思い、過去をきちんと受け止め、潜在意識の中で幼少期の自分を癒したいと思います。


●誰かに勧めるとしたら、どんな人に勧めたいですか?


病気になって、自分の気持ちに向き合おうと思っている人。




追記、

ヒプノを知ったり、多分すべて私に必要な事なんだと思います。


まだまだ不慣れですが、今後もよろしくお願いします。


お子様たち、お二人、あっと言う間に大きくなりますよ!!

大きくなると、一緒に出かけてくれなくなります・・・

誕生日のTDL、楽しんで来て下さいね。


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お辛かった心情をお話しくださり、元のご家族の中での孤独を感じられていました。


ヒプノセラピーで過去をきちんと受け止め、自分を癒したいという、お気持ちの本当に強い方だと思います。


私のことも思いやってくださる優しい方です。


悲しみを癒し、どうか今のご家族とお幸せにと、願ってやみません。







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